両界曼荼羅とは真言密教の教えを視覚的に表したもので、胎蔵界と金剛界の2幅から成り立っています。東寺の両界曼荼羅図は平安時代に描かれた現存最古の彩色曼荼羅といわれ、大きな損傷も無く大変美しい作品です。
現在模写を行っている金剛界曼荼羅は9つの正方形状の画面で構成されていますが、これらはすべて独立した曼荼羅の集合体となっています。模写では各画面を一人ずつで分担しています。下の写真を見ていただくと分かりやすいですね。ちなみに、仏様を全部数えるとなんと1461尊だそうです。ありがたいですね。
そして現在模写三年目を迎え、
全体に彩色が進み、今年度の完成に向け細部の描写を詰めていく作業を行っています!