2013年7月2日火曜日

研究活動

日本画研究室では、模写を中心とした研究活動を進めています。

今後、本ブログでも模写・研究の近況を随時お伝えしていきます。

今回は、現在行っている模写・研究活動の概要を簡単に紹介します。


●愛知県委託模写事業 

 昭和49年(1974)から継続している模写班です。「法隆寺壁画」や「高松塚壁画」、「伝源頼朝像」など国宝を中心に現状模写をおこなっています。現在は東寺蔵「両界曼荼羅図」の模写が進められており、今年度に完成します。


●名古屋城本丸御殿復元模写事業

 平成4年(2002)より始められた、名古屋城の本丸御殿障壁画の復元模写事業です。加藤純子氏と愛知芸大保存模写研究会が模写を進めています。今年、本丸御殿の玄関・表書院が公開され、光り輝く金碧障壁画が話題となっています。


●受託研究模写 「本證寺本聖徳太子絵伝の模写研究」 

 平成22年(2010)に、安城市から委託された事業模写です。全10幅ある「聖徳太子絵伝」の現状模写が企画され、現在までに4幅完成しており、先日安城市歴史博物館でも展示されていました。


●芳泉財団助成研究

 平成22年(2010)から、芳泉文化財団より文化財に関わる3件の研究助成を受けることができ、現在はそのうちの2件が進行中です。