2013年10月18日金曜日

愛知県立委託模写事業 進捗状況

 昭和49年にスタートした愛知県立委託模写事業ですが、平成20年より教王護国寺(東寺)所蔵、 国宝 両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅)の現状模写に取り組み、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅をそれぞれ三年での完成計画にて進めています。
 
 

 両界曼荼羅とは真言密教の教えを視覚的に表したもので、胎蔵界と金剛界の2幅から成り立っています。東寺の両界曼荼羅図は平安時代に描かれた現存最古の彩色曼荼羅といわれ、大きな損傷も無く大変美しい作品です。
 

 現在模写を行っている金剛界曼荼羅は9つの正方形状の画面で構成されていますが、これらはすべて独立した曼荼羅の集合体となっています。模写では各画面を一人ずつで分担しています。下の写真を見ていただくと分かりやすいですね。ちなみに、仏様を全部数えるとなんと1461尊だそうです。ありがたいですね。 
 
 
 そして現在模写三年目を迎え、
全体に彩色が進み、今年度の完成に向け細部の描写を詰めていく作業を行っています!



2013年10月17日木曜日

保存修復実習

大学院、第三研究室では脇屋墨匠堂、脇屋助作先生の御指導のもと、24年度より岐阜市歴史博物館所蔵、真長寺「十二天像」「真言八祖像」の「保存修復実習」を行っています。

先生は正倉院御物をはじめ多くの国宝、重要文化財の修復をてがけ、最近ですとボストン美術館の東洋絵画修復を現地(アメリカ)でされました。
修理方法だけでなく、道具の扱い方からなにまで指導して頂いてます。

この日は前期授業のつづき
写真の毘沙門天、はじめは崩れそうでしたが、裂(きれ)も新しくなって修復完成間近です!
次回の授業で軸をつけて掛け軸のかたちになります。





後期合同デッサンを開催しました


後期授業はじめに行われました合同デッサンで学生より提出された作品を審査し、上位3名を決定いたしました。
学部より3名の選出となりました。
下記掲載の写真は授与式の際、撮影したものです。




一等賞に当たるプラチナ賞を授賞した学生(中央)は
雲肌麻紙を獲得いたしました!
良かったですね!

2013年10月1日火曜日

告知です

愛知芸大公式HPにて日本画研究室非常勤講師・芝康弘先生のインタビュー(全3回)が掲載されています。
大学卒業後の作家活動が垣間見えるインタビューです。お見逃しなく!
愛知芸大公式HP
www.aichi-fam-u.ac.jp/‎

後期授業が始まりました

9月30日(月)より日本画専攻の後期授業が始まりました
後期最初の授業は実技授業から。
横浜国立大学教授であり、彫刻家の藤森先生による全学年合同デッサン(後期)です。
前期と同様、プラチナ賞・ゴールド賞・シルバー賞を受賞した学生には賞品を贈呈します!
結果は後日のブログにて…